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オーシャンズ軽貨物配送blog
- 軽貨物回想録 2025.08.17
【ゴリラ社長・釣り編】ビジネスも釣りも「結果」がすべて…のはずが!?
こんにちは!東京で軽貨物配送を営んでいる株式会社オーシャンズです。
本日のお話をしていこうと思います。
軽貨物業界の異端児・ゴリラ社長が挑む釣りバトル。圧倒的存在感と自信満々のスタートから、まさかの“結末”までの一部始終をドキュメント風にお届けします。
1. 釣りはビジネスに似ている——そう信じていた
ある日、パートナー企業S社のN社長と釣りに行くことになった。
目的はただひとつ、「マメ鰺(あじ)」を釣ること。
N社長はこの日、まるで営業成績発表の朝のようにキリッとしていた。
「釣りは得意ですから」
その目はまるで海を制する経営者の眼光。
堤防に立つ姿は“ゴリラ”というあだ名を忘れさせるほど威風堂々としていた…この時までは。
2. 周囲は入れ食い、我々は…無風
海は大盤振る舞いモード。周囲の釣り人たちは、まるでATMのようにアジを引き出している。
しかし、我々の竿はピクリとも動かない。
「おかしいな…」
ゴリラ社長の眉間にシワが寄る。釣り糸だけでなく、空気も張り詰める。
3. 黄金ポジション、確保
空いた良スポットを見つけるや否や、ゴリラ社長は「今だ!」とばかりに移動。
が、結果は変わらずゼロ。
「場所が悪いんだな…」と判断した社長は再び移動を決意。
しかし次のポイントは、先客ありの狭いスペース。
ところが——先客はなぜか数秒後に退散。
(あれは…ゴリラ社長の圧?匂い?それとも威光?)
4. 威風堂々、堤防の先端で勝負!
社長、ついに堤防の先端に降臨。
その姿は、月9ドラマの主人公が海に向かって愛を叫ぶラストシーンのよう。
そして一投目——
「きた!なんだこれは!」
その顔、真剣勝負のボクサー。
全身全霊でリールを巻き取る。横顔は確かに絵になっていた。
5. 衝撃の一言
「……ん?タコか?」
その言葉と同時に場の空気が一瞬フリーズ。
…結果。
釣れたのは、タコでもアジでもなく、ただの海底ゴミ。
私は何も言わず、そっとその場を離れた。
6. 後日談——真実は残酷
数日後、偶然N社長と同じ年の当社社員と雑談していたときのこと。
何気ない会話から、あの“伝説の釣行”の話題になった。
社員:「あの場所で坊主(1匹も釣れない)なんて、ありえないっすよ。あそこは“アジの自動販売機”って呼ばれてるくらいなのに…。しかも“タコか?”って(笑)」
その場に居合わせたN社長は、静かにコーヒーをすすりながら微笑んだ。
そして、ポツリと——
「……海はビジネスより厳しい。」
その瞬間、ふと視線を落とすと、N社長はゆっくりと席を立ち、背を向けて歩いていった。
背中がやけに小さく見えたのは、きっと気のせいじゃない。
あの大きな肩が、海風に押されて少しだけ揺れていた。
あの日見た背中は、忘れられない。
でも、ゴリラ社長はきっとまた海に立つだろう。
なぜなら、挑戦をやめない人は、必ず次の一匹を釣り上げるからだ。
私たちの仕事も同じだ。
1日坊主だってある。
でも次の日には、また竿を握り、また海(市場)に出ていく。
もしあなたも、「挑戦する背中」を持ち続けたいなら——
私たちと一緒に、新しい一投を放ってみませんか?