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オーシャンズ軽貨物配送blog
- 軽貨物回想録 2025.08.20
伝説の受領書ハンター黒沢君!軽貨物×サーファーの奇跡エピソード

こんにちは!東京都でカスタマイズ型軽貨物配送サービスを提供する、株式会社オーシャンズです。
今回は下記のお話をしていきます。
「配送中に受領書が飛ばされた!?」
嵐の夜に巻き起こった、まさかのトラブルと奇跡の結末。
本記事では、現場での想定外トラブルと人間味あふれる対応を描いた、軽貨物業界のリアルをご紹介します。
ドライバーの機転やチームワーク、サーファー魂まで!? 読めば思わず「働いてみたい」と感じること間違いなし。
「あなたは台風の中、紙一枚を3時間以上探し続けたことがありますか?」
配送現場でのリアルな出来事、想像を超えたトラブル、そして救世主の登場。
これは、ある台風の夜に起きた”受領書紛失事件”の物語です。
逃げ場のない風、川辺の街、11階から空へ舞い上がった受領書——
「あの日、黒沢という男がいなければ」
誰もがそう思わずにいられない、奇跡と爆笑の夜がありました。
この記事では、軽貨物ドライバーの現場での人間味・対応力・仲間との連携を、ドラマ仕立てでお届けします。
今、転職や副業を考えているあなたへ。
ただの配送ではない”何か”を探しているなら、ぜひ読んでみてください。
黒沢君という男:サーファーであり、ドライバーであり、伝説の始まり
黒沢君は、以前当社で軽貨物ドライバーとして働いていた人物。
高身長でイケメン、仕事もスマートにこなす完璧な男——ただ、どこか謎めいた”不思議なムード”をまとっていました。
配送の合間にボソッと語る海の話、日焼けした肌、さりげない筋肉。
聞けば「現役のサーファー」とのこと。
一見配送とは関係なさそうなこの肩書きが、後に”伝説”を生むことになろうとは、誰も想像していませんでした。
台風の日に発生した事件「受領書が空を舞う」
強風の中で紙が舞い上がる瞬間
ある台風の日、大手ホームセンターの「当日配送お買い物便」を担当していたF君が、受領書を受け取った瞬間、強風に煽られて紙が空へと舞い上がったのです。
場所は川の近く、しかも受領したのは11階の高層マンション。
誰もが「これは…無理だろう」と思いました。
荷主の要求「朝まで探してください」
荷主への報告直後、電話の向こうから告げられたのは、冷静かつ非情な一言。
「見つかるまで探し続けてください。私たちはもう帰りますので、進捗はSMSで報告してください」
捜索チーム10人、そして3時間の格闘
会社からも応援を呼び、捜索体制は10人に。
しかし、時間はすでに夜の10時。
辺りは暗く、風はやまず、川辺にはマンション群。紙一枚が舞い降りるには広すぎる世界でした。
1時間経過:「まだ見つかりません」
2時間経過:「まだ…」
3時間経過:「……まだです」
黒沢、風を読む:サーファーが起こした奇跡の5分間
目を閉じ、風を感じ、走り出す
そのとき、業務を終えた黒沢君から連絡が。「今どこですか?手伝いに行きます」
現場に到着した彼は、風の流れを聞くと、目を閉じて指を舐め始めた。
誰もが「何してるんだ?」と怪訝な顔。しかし彼は真剣だった。
「サーファーは風を読むんです」
その言葉の通り、彼は風を感じきった次の瞬間、少年のように街へと走り出した。
受領書、見つかる。そして…
走り去ってから5分後、彼が右手に誇らしげに掲げた紙。それは、まぎれもなく紛失した受領書。
「これっすか?」
その一言に、現場は歓喜と爆笑の渦。
荷主の反応と我々のテンションのズレ(笑)
喜びの電話 → 「SMSにしてください」への冷静な返し
あまりの喜びで、荷主にすぐ電話をかけてしまった。
「見つかりました!本当に見つかりましたー!」
しかし返ってきた声は冷静。
「SMSにしてくださいと言いましたよね?」
黒沢の名言「俺、サーファーっすから当然です」
その場が一瞬しん…としたあと、また笑いの渦。
黒沢君、さすがです。「俺、サーファーっすから当然です」という言葉は、その日から伝説となりました。
あれから数年…黒沢君、今どこに?
懐かしくて電話したら返ってきた言葉にジーン
その後、黒沢君は当社を卒業し、現在は別の道を歩んでいます。
ある日ふと懐かしくなり、電話をかけてみた。
「ひさしぶり〜」
黒沢君の返答はこうでした。
「また受領書っすか?」
不思議と、胸がじんわりと熱くなった瞬間でした。
この仕事、ただの配送じゃない:軽貨物の魅力とは?
自由、仲間、人間ドラマ、そしてやりがい
軽貨物配送は、ただモノを運ぶだけの仕事ではありません。
人と人の間に立ち、信頼を繋ぎ、チームで助け合う。
時には笑い、時には泣き、まるで人生そのもののような瞬間が詰まっています。
「一緒に働く人が好き」
「トラブルにも負けない強さが身についた」
そんな声が、ドライバーたちから届いています。
人は人生の中で、忘れられない瞬間をいくつ持てるだろうか。
紙一枚を、本気で、仲間と、夜通し探す。
一見バカバカしく思えるかもしれない。
でも、それこそが人間の魅力であり、仕事の美しさなのだ。
誰かの役に立ちたい。
笑い合いたい。
忘れられない日々を送りたい。
この仕事は、配送という名の舞台だ。
そして、君が主役になる番が来た。
次の伝説は、あなたの番かもしれない。