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オーシャンズ軽貨物配送blog
- 軽貨物回想録 2025.08.05
【軽貨物配送のリアル】人参が詰まって出発できない!? それでも僕らが17年間やってこれた理由

こんにちは、株式会社オーシャンズの田村です。
物流業界というフィールドで、2008年6月に軽貨物配送の世界へと飛び込んでから、気がつけば 17年。
気温40度の夏も、雪が降り積もる冬も。
“止められない現場”の連続を、ひたすら走ってきました。
ですが——。
この17年間、決して順風満帆だったわけではありません。
いやむしろ、ドライバーさん発のトラブルは数知れず。
そのたびに荷主様に謝罪をし、現場と向き合い、改善策を一緒に考えてきました。
今日はそんな中でも、「えっ!? マジで!?」と声が漏れた伝説の事件を、あなたにも共有したいと思います。
■ 【事件発生】「出発できません。人参が詰まってて…」
ある朝のこと。
タイヤ配送の案件で、専属常駐していたK君から一本の電話。
K君:「…すみません、出発できません」
私:「(またか…)どうした?」
K君:「人参が詰まってて……」
その瞬間、私の脳内に「?????」が炸裂。
聞き間違いかと思って問い直すと、彼は落ち着いた声で繰り返しました。
K君:「はい。人参が詰まっていて、エンジンがかからないんです」
私:「(おいおい…まさか朝帰りか?)酔ってんのか?」
K君:「いえ、本当に人参がマフラーに詰まってまして…」
そのときの私の脳内は、まさにWindows95並みにフリーズ。
とりあえず頬をつねりました。夢じゃありませんでした。
■ 【原因】まさかの“イタズラ”で軽バンが沈黙
事情を詳しく聞くと、彼は朝、エンジンをかけようと何度も試したがかからず、
ボンネットやら車内やら調べて、最後にマフラーをのぞいてようやく原因にたどり着いたとのこと。
そこには……人参。
しかも、マフラーの奥にぎっしり詰まっていたんです。
おそらく、誰かのイタズラ。
でも、現場は現場。時間は止まってくれません。
■ 【対応】顛末書に記した「人としての在り方」
急いで代替便を出し、荷主様には経緯を正直に報告。
その後、K君が提出した顛末書には、こう記されていました。
「日頃から誰かにイタズラされないよう、良き人であることを心がけます。
また、出発前には必ずマフラーに人参が詰まっていないか確認いたします。」
その一文が功を奏したのか、荷主様も最後は笑顔で「気をつけてね」と言ってくださいました。
■ 【結論】どんなトラブルでも、オーシャンズは“共に考える”
この事件を笑い話にできるのは、本気で向き合ったからです。
荷主様も、ドライバーさんも、どちらも大切。
だからこそ、私たちは「対岸の火事」にせず、一緒に悩み、一緒に答えを出すことを大切にしています。
■ “荷物”を運ぶ会社は多い。でも、“想い”を運べる会社は少ない。
スティーブ・ジョブズは言いました。
「顧客の期待を超える体験をつくること。それがブランドの本質だ。」
私たちオーシャンズが届けたいのも、“期待を超える体験”です。
それは、マフラーに人参が詰まっても、笑って再出発できるような、
人と人との信頼がベースにある物流。
配送の現場に、完璧な仕組みはありません。
けれど、本気で向き合うチームがあれば、
どんなトラブルも物語に変わります。
そして、私たちは今、こう言えるようになりました。
「もちろん、人参1本でも運びます。」
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