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オーシャンズ軽貨物配送blog
- 軽貨物回想録 2025.08.10
君の名は?

〜副業か、芸名か、それとも転生か〜
はじめに
繁忙期を終えたオーシャンズには、静けさとともに、ほんの少しの“違和感”が漂っていた。
一人の男が、その静寂を破るように、今日も軽やかに問いかけてくる。
「あれ?」「あれー?」「どこに置いたっけな?」
彼の名は――尾口さん。
そう、我々の誇る“プロフェッショナル”。財布は忘れても、受領書は絶対に無くさない。
その名を聞けば、誰もがうなずく。
だが、その尾口さんに――ある日、**「名前詐称疑惑」**が浮上したのである。
第一章:噂は夜の街からやってくる
社内でこんな声が上がった。
「最近、夜な夜な、尾口さんそっくりな人がタンバリンを叩いてるらしい…」
「しかも名前が中村って言うらしいんです」
なぬ?
オーシャンズは副業を禁止していないが、「睡眠時間」と「体調管理」こそがドライバーの資本。
“夜な夜なタンバリン”が事実なら、一大事である。
これは、事実確認が必要だ。
第二章:町に潜入せよ
噂を頼りに向かった先には――カシャカシャと鳴り響く、タンバリンの音。
その音に導かれるように、そっとのぞくと、そこにはまさかの……
「尾口さんじゃん。……つうか、本人じゃん」
第三章:尋問という名の対話
勇気を出して聞いてみた。
「中村って誰ですか?」
「僕です」
「え?でも、あなたは尾口さんですよね?」
「はい、そうです」
「え?じゃあ中村って……」
「芸名です」
えっ!?
「タンバリンを奏でる時だけ、中村になります」
我々の常識が、音を立てて崩れていった。
でも、どこかで納得してしまったのは、きっとオーシャンズの日常が、非常識で成り立っているからだろう。
第四章:ゴンゾーというライバル
少しだけ深掘りしてみた。
中村こと尾口さんは、いずれ「ゴンゾーさん(TVでタンバリンを振るう芸人)と対決したい」という野望を語っていた。
その瞬間、なぜか私の中の“社長としての本能”が言った。
「これ以上、深入りしてはいけない……」
第五章:そしてGoogleは知っていた
数日後、なぜか気になって尾口さんの名前を検索してみた。
そこで目に飛び込んできたのは――
「尾口 ○○ 水戸黄門 出演」
⁉️
水戸黄門?
タンバリン?
芸名・中村?
結論:君の名は
“尾口”なのか、“中村”なのか。
もはや我々にとっては、そんなことはどうでもよかった。
彼がどんな名前でも、どんな楽器を鳴らしていても、仕事だけは誰より丁寧で、信頼できる。
けれど一つだけ言わせてほしい。
「君の名は?」
名前は、時にビジネスの“顔”になる。
けれど、行動こそが “本当の名前” だと教えてくれた男――尾口さん、いや中村さん。
これからもそのタンバリンと受領書を、忘れずに――。
名刺に書かれた名前なんて、所詮ただのラベルだ。
君が何者かを決めるのは、君の毎日の仕事だ。
“運ぶ”という仕事に、誇りと魂を。
それが、オーシャンズという名の下で、共に働く理由。
もしあなたも、自分の“名”をこの業界に刻みたいなら――
オーシャンズは、いつでもあなたを待っています。
▼尾口さん(中村さん?)と一緒に働いてみませんか?
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⚠️注意喚起:名前の使い分けにはご注意を
今回の件は、本人のユニークな「芸名」としての使用に過ぎませんが、
実際に他人の名前を詐称した場合は、私文書偽造罪・公文書虚偽記載・詐欺罪等に該当する可能性もあります。
副業時やSNS上でも、“名前の扱い”には慎重に。
信用の積み上げは、名前ひとつで壊れてしまうこともあるのです。
